※修正:月末戦績327勝304敗勝率52%
また、各ヒーロー相手の戦績を月末版に修正しました
前回紹介したデッキとは違い、前シーズンレジェンド到達以降に作ったデッキの紹介です。今シーズンはこのデッキをランク戦で9割5分使用しています。
※共通した基本的な回し方は前回の記事に書いていますので一部省いています。
特徴:
前回紹介したデッキと異なり、どちらかというとコントロールではなくテンポ寄りのデッキになっています。そのため意外と思われるかもしれませんが初心者にも使いやすいデッキとなっています。理由はマリガン及び回し方がほぼ全ての相手で共通なためです。
オウケナイのソウルプリースト、回復の輪、ノースシャイアの聖職者など従来のプリースト主流カードを切り、聖なる一撃、バーンズ、変クリーパー、希望の終焉ヨグサロンなどを採用した形になっています。また、全体除去としてホーリーノヴァを1枚、掘り出されし邪悪を2枚採用しています。
前回紹介したデッキよりも重たい構成となっているため後半の伸びが良いです(単純にマナカーブが良くなったと考えてもらえれば結構です)。そのため、ミッドレンジ系のデッキに対して勝率が上がっています。しかし、アグロ系のデッキやzooに対しては少し勝率が落ちています。
バーンズから大型ミニオンが出てくると復活のバリューがはねあがります。バーンズが復活する可能性もありますが、イセラ、ラグナロスあたりが復活されるとマナを無視した最強ムーブになります。
またノースシャイアを採用していないため復活事故がほとんど起こらないのも良い点です。
希望の終焉ヨグサロンを採用しているためどんな状況からでも逆転のチャンスが生むことができます。現環境最強のカードだと思います。
思念奪取、バーンズ(その場合変クリーパーも)は調整枠なので好きなカードと入れ替えても良いと思います。ホーリーノヴァ、掘り出されし邪悪の枚数は環境次第といったところでしょうか。
基本的な動かし方:
アグロ系のデッキには熱狂する火霊術師+真言盾+聖なる一撃などでボードクリアを目指します。2T目に火霊術師+聖なる一撃で任意の場所に3点+周り1ダメ、3T目以降に火霊術師+真言+コイン+聖なる一撃で任意の場所に5点+周りに3点ダメージなどを新たなコンボとして狙えます。5T目以降は豊富なAOE(ホーリーノヴァ、掘り出されし邪悪)を活かし相手のリソース切れを狙います。また、宴のプリースト+聖なる一撃でミニオンを除去しながら回復ができるため序盤のボードはとりやすくなっています。
相手がミッドレンジ型やコントロール型である場合、宴のプリーストや傷を負った剣匠、バーンズから召還されたシルヴァナス、変クリーパー、ラグナロス、イセラの復活バリューを狙います。復活以外でも重たいカードを多く採用しているため後半の息切れが起こりにくいです。
各ヒーロー毎の基本的なマリガン及び立ち回り
すべては書ききれないため環境に多いデッキのみ記載します。また、マリガンはカードの組み合わせで変わるため実際にはもっとパターンがあります。それも書ききれないので本当に基本的な部分のみです。
今月はほぼこのデッキしか使っていないため、実際の戦績を載せます。といっても相手のデッキ内容が一貫していないためあくまで参考程度にお願いします。従ってデッキ毎の勝率は体感となります。
全マリガン共通事項を下記の※にまとめます。このマリガンに従わないマリガンの場合は、上記※例外とマリガンに記載します。
※1.密言痛は必ずキープします
※2.復活とミニオンが揃っていれば真言盾はキープします
※3.傷を負った剣匠があるなら宴のプリースト、復活、バーンズをキープします
※4.傷を負った剣匠があり、宴のプリーストor復活があればオニキスのビショップをキープします
※5.後攻に限り、傷を負った剣匠があるならオニキスのビショップをキープします
また、理想ムーブを下記に記載します
1T目パスorどうしても処理したいなら聖なる一撃
2T目ヒロパもしくは密言痛
3T目傷を負った剣匠
4T目復活+ヒロパor密言痛、宴のプリースト
5T目オニキスのビショップor復活
これ以降は密言死やシルヴァナスなどあるため省略
後攻の場合、復活があること前提で5T目までテンポよくプレイできるなら2T目にコイン→傷を負った剣匠を出してもよいです。また、10T目以降手札が少なくボードも弱いなら希望の終焉ヨグサロンをさっさと使用してよいです。
vsウォーロック35勝37敗(5:5)
vszooおよびディスハンドzoo(プリ側後攻6:4、プリ側先行4:6)
マリガン:
先行:上記※に従う。ただし、熱狂する火霊術師と真言or密言痛が揃っていればキープしてもよいです
後攻:上記※の例外マリガンです。熱狂する火霊術師(マストキープ)、真言盾、密言痛。いずれもない場合上記※のマリガンに従う。
オウケナイ+回復の輪を採用していないため先行での勝率が非常に悪いです。3T目以降インプギャングや議員+1マナ体ミニオンをまとめて除去するには火霊術師+真言+密言痛が必要なのですが5マナないと使用できない上、序盤に3枚のカードをそろえる必要があるため非常に難易度が高いです
そのためボードクリアを狙う場合、熱狂する火霊術師+真言or聖なる一撃or密言痛などで一度相手の数を少し減らし、5T目に復活(火霊術師)+スペルや掘り出されし邪悪などで無理やりボードをクリアする必要があります
AOEではなくテンポ軸でいく場合は上記、理想ムーブに従います。ただし、バフ次第で簡単に返されるためAOE軸の方が勝率は高いです。
博打的ではありますが、2~3T目に密言痛、4T目に宴のプリーストを落とし5T目に掘り出されし邪悪、6T目以降に火霊術師+復活+真言+聖なる一撃で任意の敵に5点出しつつ周りに3点ダメージ+6点ヒールができることがあります。5~6枚のカードをそろえる必要、アルガスの守護者の置き方次第で変わりますが、狙えそうであるならば狙ってもよいと思います。5T目に宴のプリーストを復活+スペルのほうが良いことがほとんどなので本当に状況次第です。
後攻の場合、オウケナイ+サークルヒールはないですが、火霊術師、コイン、真言盾、聖なる一撃、密言痛、復活など数多くのシナジーがあるため火霊術師さえあればボードクリアは容易です。個人的にはzoo相手だとオウケナイ+回復の輪より、火霊術師+コンボの方が強いことがほとんどです。序盤さえ制してしまえば中盤以降はプリ側が有利なのでこれ以降は省略します。
埋葬ターゲットは各大型ですが、著しくボードがよくなるのであれば1/1/1に使っても問題ないです
vsシャーマン(64勝61敗、5:5)
アグロシャーマン(5.5:4.5微有利)、ミッドレンジシャーマン(4.5:5.5微不利)
先行:上記※マリガンに従う
後攻:上記※マリガンに従う(ただし、上記※が一枚もない場合、掘り出されし邪悪をキープ)。例外として、熱狂する火霊術師、真言盾or密言痛が揃っているならキープしてもよいです。3枚揃っているなら必ずキープ。
先行であれば上記の理想ムーブに従います。ボードが著しく良くなるのであれば掘り出されし邪悪や火霊術師+真言盾or密言痛or聖なる一撃でボードクリアを目指しましょう。
後攻の場合、3T目、4T目の行動があるのであれば2T目にコイン→傷を負った剣匠、3T目に復活、4T目に宴のプリースト、密言痛or復活+ヒロパといった流れが強力です。4T目にすることがない場合バーンズを出しても良いですが、火霊術師を引くと復活バリューが下がるので注意が必要です。しかし、4T目にヒロパエンドするよりかは良いです。
ミッドレンジに不利な理由ですが、一番最初の剣匠や宴プリーストが呪術されるとほぼ負けるためです。ミニオンが2体以上いればまだ戦えますが、復活でカエルが蘇ると手札ロス+テンポロスになるため一気に不利になります。極力墓地を増やしてカエルが蘇らないよう祈りましょう。
密言痛はトーテムゴーレム、トンネルトログ、マナの潮のトーテムあたりに使用しますが体力3であれば掘り出されし邪悪で処理できるため手札と要相談。サンダーブラフ用に1枚温存できればベストです。
埋葬ターゲットはサンダーブラフや4/7/7、ファイアエレメンタル、地底よりのものなど
vsドルイド(37勝39敗、5:5)
vsマリゴスドルイド(5:5)
先行:上記※マリガンに従う
後攻:上記※マリガンに従う
前回紹介したデッキより勝率がかなり良いです。
先行、後攻とも上記理想ムーブに従います。
熱狂する火霊術師はうかつには切らずトークンを並べてきた時にスペルと組み合わせて使用しましょう。序盤で火霊術師を迂闊に切ると復活バリューも大幅に減少するため注意が必要です。
密言痛はバイオレットアイの講師、フェンドラルスタッグヘルムに使用します。最悪、古代地の番人にも使用しますが、多くの場合はミニオンで処理したほうが無難です
埋葬ターゲットは各大型ミニオンですがアジュアドレイク以外は密言死で処理できるため、アジュアドレイクに使用しても良いです。手札次第では火霊術師+埋葬でバイオレットアイの講師およびトークンを焼くこともあります。
vsウォリアー(58勝41敗、6:4)
vsドラゴンウォリ(6:4有利)、コントロールウォリ(6:4有利)、OTKウォリ(1:9不利)
マリガン:
先行:上記※マリガンに従います。
後攻:上記※マリガンに従います。
テンポ想定でマリガンし、先行後攻とも上記理想ムーブに従います。
ウォリのミニオンは体力3以上が多いため火霊術師が機能しないことが多いです。また、3T目以降に出すミニオンがいなくても火霊術師は切らないほうがいいことが多いです。復活事故するとコントロールであろうとドラゴンであろうと一気に不利になります。
コントロール相手だと復活事故がほとんど起こらないためボードを容易にとることができます。装甲を極力削り、ファティーグ戦を狙います。ジャスティサートゥルーハートやオウケナイを抜いているため、中盤から終盤にかけていかに相手の装甲を削れるかが勝負になります。装甲が40程貯まるとファティーグ戦で負ける可能性が高いです。
ドラゴンウォリ相手だと宴のプリーストと除去を合わせることができれば多くの場合リソース勝ちします。デスウイングをカバーするためにも密言死、埋葬、シルヴァナスの1枚は握っておきましょう。
密言痛はコントロールであればエリーズスターシーカー、苦痛の侍祭、ブラン、ブラッドフーフの勇士
ドラゴンであればトワイライトの守護者、グール、泡を吹く狂戦士、アレクストラーザの勇者あたりです。
埋葬ターゲットはコントロールであればグロマッシュ、シルヴァナス、イセラ、黄金の猿からでてきた大型ミニオン
ドラゴンウォリであればデスウイング、グロマッシュ、ドラゴニッドクラッシャー、どうしても処理できないならアジュアドレイクやブラックウイングの変性者
vsハンター(57勝41敗、6:4)
vsミッドレンジハンター(6:4有利)
マリガン:
先行:上記※マリガンに従います
後攻:上記※マリガンに従います
上記理想ムーブに従いますが、オウケナイ+回復の輪がないため、一度ボードをとられると取り返すのが困難です。それでも処理と宴のプリーストがかみ合えばリソース勝ちできます。聖なる一撃、密言痛、密言死などがコンボ対象となります。ただし、ジャスティサートゥルーハートを抜いているため、トップ勝負になった時に時間を稼ぐのが苦しいです。
また、上記理想ムーブの例外となりますが、5T目に火霊術師でミニオンを除去するか宴のプリーストを復活もしくは出すかで悩んだ場合は宴のプリーストを出したほうがいいことが多いです。6T目のハイメインを埋葬かつ宴のプリーストで3点回復できれば少しではありますが体力に余裕ができます。火霊術師の場合、6マナではヒロパが使えないため、埋葬を打ったあとに自殺しないように体力2以上に保つ必要があります。
このマッチアップでは復活の対象は傷を負った剣匠より宴のプリーストのほうが強いことが多いです。ただし、8T目付近では一体は攻撃力4以上をださないと荒野の呼び声で挑発を倒せずに一気に不利になることがあるので注意が必要です。基本的には6T目、8T目をカバーした戦い方になります。とはいってもヨグサロンが絶対に無理な状況からひっくり返してくれることが稀に良くあります。
それ以外の基本的な立ち回りは前回の記事に詳しく書いたのでそちらを参考にしてもらえれば幸いです。
vsメイジ(25勝45敗3.5:6.5)
vsテンポメイジ(3.5:6.5不利)
マリガン:
先行:上記※マリガンに従います。
後攻:上記※マリガンに従います。ただし、火霊術師があった場合キープし、真言を狙ったほうが良いことが多いです。
上記理想ムーブに従いますが、事故った場合オウケナイ+回復の輪がないためそのまま終わることがほとんどです。また、終盤のトップ勝負になった際、ジャスティサーがないため体力の回復が遅れるのも原因だと思います。そのため前回紹介したデッキより勝率が落ちています。
密言痛は基本的に2T目にマナワームに使用してよいですが、後攻であった場合見習い魔女(聖なる一撃で処理するのがベスト)に使用してもよいです。ただし、ミニオンが展開できるならミニオンを出したほうが良いです。密言痛は4T目に復活とセットで使用できるためです。また、序盤に密言痛を温存できるとフレイムウェイカーの処理が非常に楽になるのであえて残してもよいです。ここは相手の手札とボード次第といったところですが。
埋葬ターゲットはラグナロス、アジュアドレイク、イセリアルの召術師、アントニダスあたりです。ヨグサロンは自前で一枚あるのでできれば密言死で除去したほうが賢明です。
最後に
オニキスのビショップ、復活のどちらかを使える状況でどちらを選択するか、バーンズをいつ使用するか、事故した際のカバーなど書きたいことは数多くあるのですが、文字だけで説明しようとすると一つの項目に非常に多くの字数を必要とします。そのためそういった細かいプレイなどは前回も記載したよう配信などを見ていただけると助かります。多くの場合選択を迫られるシーンでは自分のプレイを解説しているため参考程度にはなるかと思います。
とはいえ、今回は戦績のソースを載せることができたのでそこそこ信頼度の高い記事になった気がします。
何かの参考になれば幸いです。